どうも、ぽてまるです。
一人暮らしで一番困ることのひとつが、虫の問題だと思います。
実家なら親を呼べばよかった。でも一人暮らしは、自分しかいません。
僕の部屋は1階なので、玄関や窓を開けた時に虫が入りやすいんですよね。それでも「まあ大丈夫か」と思っていたら、本当に出ました。
あれ、今なんか動いた気が
夕飯を食べ終わって、布団でごろごろしていた夜のことです。
視界の端に、何かが動いた気がしました。
「……あれ?」
恐る恐る壁の方を見ると——
500円玉くらいの大きさのクモが、壁にどっしり張り付いていました。
布団から飛び起きました。
とりあえず壁から目を離さないようにしながら、後ずさりしました。目を離した瞬間にどこかに消えたら終わりなので、とにかく視界に入れ続けることだけを考えていました。
心臓がバクバクしています。でも頭の中は不思議と冷静で、「落ち着け、落ち着け」と言いながら全然落ち着けていませんでした。
殺虫剤がない
まず確認したのが、殺虫剤の有無。
ありませんでした。
一人暮らしを始めてから虫が出たことがなかったので、完全にノーマークでした。「そのうち買おう」と思いながら買っていなかったです。
次に考えたのが、「このまま逃げられたらどうする問題」です。
どこかに隠れられたら、もう終わりです。押し入れの中か、家具の裏か、どこに潜んでいるかわからない状態でその日の夜を過ごすことになる。
それだけは避けたかったです。
想像力が爆発する
クモを見ながら、頭の中で最悪のシナリオが次々と浮かんできました。
夜中に布団の中に入ってきたら。寝ている間に顔の上を歩かれたら。口の中に入ってきたら。
こういう時だけ、想像力が異常に働きます。
サランラップの芯で追いかける
部屋を見回して、使えそうなものを探しました。目に入ったのが、使い終わったサランラップの芯。
「これで窓の方に追いやって、外に逃がせばいける」
そう思って、芯を手に持ちながらそっとクモに近づきました。
クモに向かってそっと芯を近づけると——
思った方向と全然違う方に走り出しました。
「あっ、ちがう、そっちじゃない」
追いかける。また逃げる。また追いかける。また逃げる。気づいたら部屋の中でクモと鬼ごっこ。
「もう叩いてやっつけるしかないか」と思いかけましたが、それも怖かったです。
叩いた瞬間に逃げられたら、どこに行ったかわからなくなる。叩き損ねて逆に向かってきたら。潰した後の処理も、想像するだけでつらい。
結局、叩く勇気も出ませんでした。
紙コップ改造作戦
サランラップの芯では無理だとわかって、再びキッチンへ走りました。何か使えるものがないか探すと、紙コップがありました。
「これを上からカポッかぶせたらいけるかも」
でも、すぐに問題に気づきました。
かぶせた後、中を確認しようとした瞬間にクモが奥まで入っていなかったら出てきてしまう。しかも紙コップは不透明なので、クモがどこにいるか全然見えない。
「……どうする」
考えること数秒。
「紙コップの底をくりぬいて、そこにサランラップを貼ればいい。中が透明になってクモの場所が確認できる。」
我ながら冴えていると思いました。
ハサミで紙コップの底を切り取り、サランラップをかぶせてテープで固定。クモの所在を確認しながら、手早く作りました。
改造紙コップを手に持って、再びクモのもとへ。
カポッとかぶせると、クモは中に入ってコップの底まで移動。その瞬間にチラシで蓋をして、そのまま窓から外へ逃がしました。
成功しました。
かかった時間、体感で30分くらい。実際にはたぶん10〜15分だと思いますが、体感は30分でした。
クモを外に逃がした後、しばらく窓の外を眺めていました。達成感と、どっと来る疲労感と。
でも落ち着いてから気になったのが、「あのクモ、1匹だったのか?」という問題です。
家族で来てたらどうする。どこかにまだいるんじゃないか。
部屋の中をもう一度端から端まで確認しました。
結局その日は何も見つかりませんでしたが、しばらく部屋の隅が気になる生活が続きました。
翌日、殺虫剤を買いに行った
次の日、真っ先にドラッグストアに行きました。
殺虫剤、くもの巣スプレー、虫が入ってこないための隙間テープ。「備えあれば憂いなし」を、クモに教えてもらいました。
あとで調べてみると、1階は虫が出やすいらしいです。地面に近い分、外から入ってきやすいとのこと。
部屋を選ぶ時に1階にした理由はあったんですが、虫のことは完全に盲点でした。1階を検討している人は、虫対策グッズを最初から揃えておくことを強くおすすめします。
一人暮らしって、誰も助けてくれない場面が思ったより多いです。
虫くらい自分でなんとかしろ、という話ですが、なんとかできない夜というのは、本当にあります。
これから一人暮らしを始める人は、殺虫剤だけは最初から用意しておいてください。絶対に必要になります。