20歳になる少し前に、年金の案内が届きました。
最初に思ったのは、
「もう年金?」
でした。
年金って、もっとずっと先の話だと思っていたんですよね。
しかも自分はまだ大学生。
「学生でも払うの?」
と、そこからよく分からない。
調べてみると、日本国内に住む20歳以上の人は原則として国民年金の加入対象になり、学生にも保険料の支払いがあります。ただ、学生には、条件を満たせば在学中の保険料の納付を猶予してもらえる「学生納付特例制度」がありました。
自分は今回、この学生納付特例を申請しました。
最初は「学生なら免除される制度」くらいに思っていたんですが、調べてみると少し違いました。
※この記事は2026年9月時点の日本年金機構の公式情報をもとに、自分が実際に手続きしたときのことを書いています。
学生納付特例って何?
学生納付特例は、条件を満たす学生が申請して承認されると、在学中の国民年金保険料の納付を猶予してもらえる制度です。
対象になるかどうかは、学生本人の前年所得などで審査されます。家族の所得の多さは問われません。2026年時点の所得基準は「128万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等」とされています。
ここで自分が最初に勘違いしていたことがあります。
学生納付特例は「免除」ではなく「猶予」です。
自分は最初、
「学生の間は年金を払わなくていい制度なんだ」
くらいに思っていました。
でも、そういう意味ではありませんでした。
「免除」だと思っていたけど、「今は払わなくてもいい」だった
学生納付特例が承認された期間は、老齢基礎年金を受け取るために必要な受給資格期間には入ります。
ただし、そのままでは将来受け取る老齢基礎年金の金額を計算する期間には入りません。
ここが最初、ちょっと分かりにくかったです。
自分なりにかなり簡単に言うと、
「今は払わなくてもいい。でも、払ったことになるわけではない」
という感じでした。
なので、
「学生だから年金がタダになる」
ではありません。
ただ、学生のうちは収入もそれほど多くないので、今の支払いをいったん待ってもらえる。
そう考えると分かりやすかったです。
そして、申請して承認を受けることと、何もしないまま未納にしておくことも同じではありません。
学生納付特例の承認期間は受給資格期間に含まれ、一定の要件のもとで障害基礎年金などにも関係するため、利用するならきちんと申請しておくことが大事です。
僕はマイナポータルから申請した
制度のことが分かったので、自分も学生納付特例を申請することにしました。
自分の場合は、スマホからマイナポータルを使って電子申請しました。
紙を書いて役所へ持っていくような手続きだと思っていたので、
「スマホでできるんだ」
というのはちょっと意外でした。

日本年金機構では、学生納付特例の電子申請に対応しています。申請方法としては、市区町村の国民年金担当窓口や年金事務所、郵送などもあります。
スマホで手続きを進めていくと、
「年金の手続きを自分でやってる」
という感じがして、ちょっと変な気分でした。
大学に入ってから、自分でやる手続きが少しずつ増えています。
履修登録もそう。
アパートの契約もそう。
そして20歳になったら年金まで増えました。
学生納付特例は一度申請したら卒業まで終わり、ではなかった
ここも最初は勘違いしていました。
一度学生納付特例を申請したら、
「卒業するまでこれでいいのかな」
と思っていました。
でも、学生納付特例の年度は4月から翌年3月まで。
翌年度も利用したい場合は、その年度分の手続きが必要です。前年度に承認され、引き続き在学予定の場合には翌年度用の案内が送られるケースもあり、マイナポータルからの電子申請もできます。
つまり、
「一回やったから、卒業まで忘れていい」ではない。
ここは自分も忘れそうなので注意したいところです。
こういう手続きって、一回終わると全部終わった気になるんですよね。
猶予された分は、あとから払うこともできる
学生納付特例を使った期間の保険料は、あとから払うこともできます。
これを「追納」といいます。
学生納付特例の承認を受けた期間は、原則として10年以内なら追納できます。
ただし、承認を受けた年度の翌年度から数えて3年度目以降に追納すると、当時の保険料に加算額が上乗せされます。
追納すれば、その期間は老齢基礎年金の年金額にも反映されます。
なので、
「今は学生だから猶予してもらう」
「働き始めて余裕ができたら追納を考える」
という方法もあるということでした。
もちろん、将来どうするかはそのときの状況にもよると思います。
自分も今の時点で、
「卒業したら絶対こうする」
とまでは決めていません。
ただ、追納できる期間が決まっていることだけは覚えておこうと思います。
申請しないまま放っておくのとは違う
最初は、
「払えないなら、そのままにしておけばいいのでは?」
とも少し思いました。
でも調べてみると、それは違いました。
学生納付特例は、自分で申請して承認を受ける制度です。
何もしないまま保険料を払わなければ、単なる未納になってしまいます。
また、学生納付特例は一定期間さかのぼって申請できる場合がありますが、申請が遅れると、不慮の事故や病気で障害が残った場合に障害基礎年金を受け取れない可能性があるため、日本年金機構も早めの申請を案内しています。
ここは、
「どうせ学生だから」
で放置しない方がいいところでした。
分からなければ、とりあえず調べる。
それでも分からなければ年金事務所などに確認する。
年金みたいな制度は、勝手に自分で判断しない方がいいなと思いました。
20歳になって、年金まで自分で考えることになった
20歳になるまで、年金なんてずっと先の話だと思っていました。
でも20歳になったら、普通に自分の話になりました。
最初は、
「学生なのに年金払うの?」
と思ったし、
「学生納付特例なら免除されるんだ」
とも思っていました。
実際は、免除ではなく納付の猶予。
将来の年金額にそのまま反映されるわけではなく、あとから追納することもできる。
一度申請したら卒業まで終わりというわけでもない。
調べてみないと分からないことが結構ありました。
大学生になってから、
「今まで親が気にしていたことが、急に自分の話になる」
ことが少しずつ増えています。
国民年金も、その一つでした。
まだ将来の年金なんて実感は全然ありません。
でも、とりあえず今必要な手続きは自分でやる。
20歳になって、またひとつ、
「自分でやること」が増えました。
参考にした公式サイト
この記事は、日本年金機構の「国民年金保険料の学生納付特例制度」「国民年金保険料の追納制度」「学生納付特例の電子申請」などを確認して作成しています。制度や金額は変更される可能性があるため、申請するときは最新の公式情報も確認してください。
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